『みんなの精通』を読んだ。
私のブログの読者は本書がどのような本か知っていると思うが、念のために説明しておく
『男子のはじめての射精体験をまとめた本』
それがこの本『みんなの精通』だ。
著者のナ月さんが『みんなの精通』読書感想文を募集していると知ったので私も少し書いてみる。
多様な性の目覚め
本書を読んでいるとまず思ったのが”多様性”だ。書いて字のごとく”多様”な”性”がこの本にはたくさん詰まっている。
「おまえそんなシチュエーションでよく興奮できたな?」と思うものから「それはさすがに草www」と思うものまでそれはもう多様なものだった。性ってすごい。
精通前と精通後の人生は間違いなく違う。その切り替わる瞬間をこんなにも多様な迎え方をしているとはなんとも興味深くないだろうか。人の数だけ精通がある。
ネタバレになるので内容は省くが、中でも印象的なエピソードこれだ
・マドラー
・ど根性タンポポ
・エクスカリバー
題名だけですでにおもしろい。内容は本書で楽しんでもらいたい。
性の開花するトリガーは日常に溢れていて、多感な時期の男子は自らのアンテナで察知できるのかもしれない。そして精通へつづく。私は30半ばの中年だが、今の平凡な日常にも彼らのアンテナで受信すればトリガーになりうるものがたくさんあるのかもしれない。
そう思うと羨ましい。私もそんな初心を思い出して股間を熱くさせたい。
うらやまけしからん
精通エピソードはなにも一人の時に限ったことではない。羨ましいことに女性と一緒に精通を迎えるエピソードもたくさんあった。
はじめての精通はひとり暗い部屋でひとり、テレビは付けたまま、僕は震えている、ナニか始めようと(精通)。こっそりとその時を迎え「なんじゃこりゃ~?!」と焦りながら証拠隠滅するのがスタンダードだと思っていたが、まさか女性と迎えるとはおどろきと羨ましさの二重演奏となった。
代表的なエピソードがこれだ
・ネトゲで出会った女子大生
・好き好きお姉ちゃん
・玲子ちゃん
タイトルだけですでに羨ましい。当人よりも性の知識が豊富な女性と精通を迎えるケースが多く、これなんてエロゲ?と読みながら思わずつぶやた。
挿絵が良い
本書の表紙や挿絵を担当している阿部洋一さんのイラストがこれまたイイ感じだ。ポップでありながらどこか影のあるタッチ。とにかく良いのだ。私がどーのこーの説明しても見てもらえれば分かるので何点か貼っておく。見て。
EP.29『ブラウスの隙間』より
EP.35『男の娘』より
EP.39『牛の乳搾り』より
最後のイラストはどういうシチュエーションやねんとお思いだろうが、是非本書を手に取って確かめてほしい。あなたが思っているソレとだいたい合っている。でも笑っちゃうから見て。
『みんなの精通』読んでみて
すごく簡単な感想文で恐縮だが、本書の空気感が少しでも伝わっていたら私は嬉しい。そして男性は自分のはじめての精通に思いを馳(は)せて欲しい。私も馳(は)せた。私の精通はそれほどおもしろエピソードじゃないので、ここでの紹介はやめておこう。それだったら『高性能顕微鏡を手に入れた友人宅で誰かの精子をみてみようぜ』となった時の話をいつか紹介したい。だいぶアホな話だが。
気になった方は是非
- 作者: ナ月,阿部洋一
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2019/09/15
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