ZINEを作るワークショップへ参加してきた

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近所の古本屋で夜な夜なZINEを持ち寄り、読んだり書いたり作ったりするコミュニティーがあるとツイッターで知り参加してみることにした。そもそもZINEとはなんぞや?

  • 語源はMagazineやFanzine(同人誌)のZINE
  • 個人やグループが自由なテーマで作った小冊子
  • 内容は、写真・絵・詩・小説・漫画など何でもOK
  • 新しい情報発信ツールとして注目されている

引用:MOUNT ZINE

ざっくり説明すると、個人が作った雑誌、冊子を指してこう呼ぶらしい。主に海外で使われてきた言葉のようで、日本のコピー本やミニコミ、リトルプレス等と同じ部類と思っていていいだろう。

同人誌のように製本されたものあるが、コピー用紙一枚の物やホッチキスで簡単にまとめた物も多くあり、かなり自由な創作物らしい。

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お店の定休日にひっそりと開催。貼り紙がOPENを知らせてくれている。シャッターも半分閉まってて、私のような初見は入店に一瞬戸惑うが、エーイと勢いで入る。

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『本と自由』。お酒の飲めるバーカウンターが併設された古本屋で、この街のカルチャースポットになっている。前に来店した時に関西から来たお客さんと談笑した記憶があるが、全国区で知る人ぞ知る古本屋なのかもしれない。

私の気配に気付いた主催者の案内でバーカウンターへ。他にも先客が1名。主催者からこのコミュニティーの説明を聞きながらカウンターに置いてあるZINEを開いてみる。そうしているとポツポツと参加者が集まってきた。

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常連さんがふるまってくれたこの飲み物。実は自家製のコーラなのだ。黒くない!

『クラフトコーラ』という密かに流行っている飲み物らしい。知らなかった。市販品よりもスパイシーな味だ。きっといろいろ入ってるんだろうな。どうやってこのコーラ作るんだろう?そう思いながら飲んでいると、常連さんが1枚の紙を私に渡してきた。この製法を記したZINEだった。おお、なるほど。ZINEってそういうノリでいいんだ。え!けっこう砂糖入ってるな…コーラ。とダブルで頷いてしまった。

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他の参加者もそれぞれのZINEを私に紹介してくれた。学級新聞のようなZINE。日記のZINE。自分がオススメしたいものリストZINE。街のグラフィティ写真を集めたZINE。ジャンルは問わない。自由だ。自由がそこにあった。本と自由。あっ!だからか。

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その場でZINEを作成する参加者。(写真:Hello!

ここで書いて近所のコンビニでコピーして完成。ライブ感ある作品を作っていた。その場で想ったことをZINEに書く…かっこいいじゃんか。

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合間に鶏肉とブロッコリーのカレーをいただく。自分の人生に『古本屋でカレーを食べる』イベントがあるとは思わなかった。カウンターに並んでみんなで食べる。なんだか楽しい。

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聞いて話して食べて飲んで。だいぶ温まってきたぞ。ZINE作成欲が温まってきた。この火を絶やさないように帰宅して作ってみるか。やってみよう。

後日

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これが作ったZINEです。ていうか過程は?(笑)

パソコンに入っていたWordを使用し、眠れぬ夜にカタカタタイピングして作りました。料理番組と同じスタイルで紹介しましたが察してください。

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近所のセブンイレブンで印刷。小冊子プリント印刷が便利すぎて感心した。

www.doujinshi-print.com

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中とじできるホッチキスを買ってきてパチン。100円均一なんでもあるな。

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『たちまち』とは広島弁で【とりあえず】の意味。

たちまち作ったZINEなので。ネーミングセンスは人それぞれなんで褒めてほしい。以前書いたエッセイのようなものをリライトして載せた。

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前にブログで書いた記事をリライトして冊子にした。

うどんのないうどん屋ってタイトルがなんだか読みたくなりませんか?私は…なるっ!

コピー本と呼ばれるブツになった。これも立派なZINEのはずだ。ルールはないんだから。作りたい気持ちを実際に具現化した自分を褒めつつ、新しい元号にさっそく新しいチャレンジができたことに満足している。次回ワークショップへ参加する時に持参して寄贈したいと思う。楽しみだ。

peraichi.com

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マサキマサユキ
長身猫っ毛前髪がクルン。広島県在住。インターネットでふざけてます。たまにWebライターとフリー素材モデル(ぱくたそ)。芋煮会を信じている。

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